月経周期とは

月経周期とは?標準的な期間は?

月経周期は月経開始から次の月経開始日の1日前までを1つと数え、個人差もありますが25日〜38日になるのが一般的です。主役となるエストロゲンとプロゲステロン、2つのホルモンが劇的に変動し月経周期は作り出されます。

周期の成り立ち方

1. 月経〜排卵まで

月経直後はE2(エストロゲン)、プロゲステロン共に低いですが、卵巣では次の排卵に向けて無数の卵胞が発育しています。月経終了後、排卵日にかけてE2(エストロゲン)は着実に増加していき、ついに一定量を超えるとそれをきっかけに脳から排卵を促すホルモン(LH:黄体形成ホルモン)が急速に増加し排卵が起こります。

2. 排卵

卵巣で発育した無数の卵胞は排卵の際にはついに1つへと絞り込まれます。LHの増加を受けて卵胞内の卵子が卵巣外へ放出され、卵管へと吸い込まれます。卵子を放出した卵胞、いわば「卵の殻」は黄体という名前に変わり、プロゲステロンを放出するようになります。

3. 月経が起こるまで

プロゲステロンには着床に向け子宮内膜をふかふかに整える役目があります。放出された卵子が卵管で精子と出会い受精、子宮内膜に着床した場合は黄体はしばらくその機能を維持しますが、着床しなかった場合、黄体はしばらくして萎縮をはじめ、プロゲステロンが低下していきます。

4. 月経

プロゲステロンの低下は脳や子宮内膜で感知され、月経のきっかけになります。子宮内膜を維持していた血管が急に収縮し、子宮が収縮することで対外へ排出されます。これがいわゆる「生理」です。E2・プロゲステロンは低下して、最初の段階へ戻ります。

月経は何のためにある?

月経はお腹も痛いし出血するし、一見して何もいいことがないように思えます。しかし子宮にとっては着床するための子宮内膜を新しく作り替える効果があるのです。そのため、妊娠を目指す方では定期的に月経が来るようにホルモンの状態を整えたり、不妊治療で胚移植を受ける際は採卵してから一度月経を起こし、そこから改めて子宮内膜の状態を整えていくこともあります。

また、組織を定期的に入れ替えることで子宮内膜が変になる(子宮内膜増殖症、子宮体癌)のを防ぐ目的もあります。子宮内膜が変になるのを防ぐためには3ヶ月に1回程度月経のような出血を起こせば十分とされており、最新のピルもそのように作られています。

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