婦人科・産科・不妊診療科・女性外来などの違い

定義

1. 産科

妊娠してから分娩に至るまでの診療を主に担当します。具体的な診療内容は妊婦健診に始まり、精密超音波での胎児精査、妊娠高血圧や切迫早産を合併したハイリスク妊娠の管理、実際の分娩管理や産後健診などがあります。

2. 婦人科

産科のカバー範囲を除いた女性のあらゆる問題を担当します。具体的な診療内容は子宮・卵巣など女性臓器の腫瘍・癌の予防や治療、不妊治療、避妊、月経関連の異常、性感染症、更年期障害、子宮・膀胱脱などです。

3. 不妊診療科

婦人科の中でもとりわけ不妊治療を専門に扱います。一般的な不妊治療は婦人科でも行われますが、高度生殖医療(ART)は特別な施設が必要なため、専門のクリニックで行われることが日本では多くなっています。

4. 女性外来

女性の生活の質向上を目的とし、婦人科臓器の問題だけでなく、ホルモンの異常など全身の問題を対象とするほか、人生の様々なステージで女性に起こる問題の予防・治療を担当します。具体的には思春期関連のホルモン異常、月経異常、避妊、性感染症、更年期障害、骨粗鬆症、子宮・膀胱脱などです。

どういう症状の時にどの診療科を受診すればよいのか

上記はあくまで得意な分野を記載したもので、実際の診療内容については各医院へ直接お問い合わせください。

産婦人科とか、レディースクリニックというのは…?

上記のように産婦人科は産科+婦人科双方を診療可能な施設、レディースクリニックも上記の縛りに囚われず女性の健康を広く診ることを目的とした施設と言えます。
しかし!実際には施設によって取り扱っていない診療もあります(分娩や妊婦健診はやっていない、逆に癌は検診までしかやっていない、不妊治療は取り扱っていないなど…)ので、産婦人科やレディースクリニックならどんな診療も受けられると思わず、必ず受診前にホームページなどで受けられる診療を確認したり、実際に問い合わせてから受診するようにしてください。

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