T(テストステロン)とは

①概要

T(テストステロン)はいわゆる男性ホルモンの一種ですが、女性では卵巣や副腎から分泌されており、卵巣ではE2(エストラジオール/卵胞ホルモン)を合成するための材料にもなっています。普段は分泌が抑えられていますが、あまりにTの合成が増えた場合に分泌が増え、男性化徴候(にきびが多い、毛深いなど)を起こすことがあります。

Tは卵巣にある莢膜細胞でコレステロールから合成されます。分泌はLH(黄体化ホルモン)によって調節されており、LHがFSH(卵胞刺激ホルモン)に比べて多すぎるとTが増えて男性化徴候が起こります。このようにLHがFSHよりも多く、Tが増える病気として多嚢胞性卵胞症候群(PCOS)が有名です。PCOSでは正常な排卵が障害されるため、排卵障害のある方ではT高値の有無を調べる必要があります。

②ホルモンが高すぎる/低すぎるとどうなるか

Tが高すぎると多毛やニキビができやすいといった男性化徴候が現れることがあります。また、月経不順となることもあります。

低すぎる場合、疲れやすいなどの症状が出る場合もありますが、ほとんどの場合無症状です。

③関連する疾患

多嚢胞性卵胞症候群(PCOS)、男性化徴候、月経不順

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